2022年度の総合防犯設備士に合格された松林理事の寄稿です
防犯設備士取得後3年以上経過し、資格更新を行うことで「総合防犯設備士」の受験資格を得ることができます。
総合防犯設備士は防犯設備士の上位資格であり、地域防犯のリーダーシップを図る上でのステータスとして認められる資格となっています。平成14年に設立された総合防犯設備士は、令和4年11月時点で全国に444名(三重は10名・防犯設備士は全国30,974名)の有資格者がいるという現状となっています。
総合防犯設備士には最新知識のアップデートがしっかりできるというメリットがあり、日本の防犯活動のリーダー的存在として活躍していくことができるものとなっています。
この総合防犯設備士資格に、今年度私自身挑戦してみたのですが、受験についてA認定とB認定という2種類の受験制度があり、試験日程の都合もあり私の場合はB認定を選択し、受験をしてきました。 A認定は先述した通り防犯設備士資格取得後3年の実務経験で受験でき、筆記試験(一次試験)と面接口頭試験(二次試験)で行われ、B認定は6年以上の実務経験の他地域協会からの推薦等の書類審査と受験セミナーの受講及び事前レポートの提出の上、半日の現地講習を受講し確認テストを受験、当日の午後に口述試験を受験するという流れとなっています。
A認定については一次試験前に、受験セミナー(B認定は必須)を受講することで一次試験の出題予想がしっかりとされていますので、安心して受験することができます。
私が今回受験したB認定に関しては、所定の書類審査のための書類の準備が大変で、「レポートはちょっと」と感じる方もいらっしゃるかと思いますが、書類の準備は協会の方でご協力できることも多々ございますし、レポートについても提出前にご相談等もお受けさせていただくなどご協力させていただけることもあるかと思いますので、どちらの方式であっても受験をご検討いただければと思います。
私自身、受験させていただいて、日防設の片岡代表理事をはじめとする普段の活動ではなかなかお話しさせていただく機会を持つことのできない方々や、他地域の皆さんと接点を持たせていただき、講習においては貴重な情報を得ることができたことは自分自身のスキルアップだけでなく、人間的にも成長できるものでありましたので、受験資格をお持ちの皆さんにおかれましてもぜひ受験をお勧めさせていただきます。