賃貸集合住宅では、一般的に地域のコミュニケーションが希薄になりがちです。また、入居者が防犯設備を備えることも困難で侵入窃盗や、さらに凶悪な犯罪へエスカレートする傾向がうかがえます。
このことから、住宅を対象に防犯対策の基準を定め、審査の結果、審査委員会が一定の防犯性能を有すると認めたアパートを「防犯優良アパート」として認定する制度で、三重県警察が後援しています。
共同認定機関: | 三重県防犯協会連合会、三重県建築士会、三重県防犯設備協会 |
概ね3階建て以下のアパートで既存、新築を問いません。
アパートの設計段階からの審査が可能であり、設計(書類)審査に合格した物件には設計段階適合証を発行し、申請者が行う広告活動に使用できます。
竣工後審査合格物件には三重県防犯協会連合会のホームページ掲載のほか、認定証と認定プレートを交付します。
認定プレートの掲示、防犯カメラ設置など侵入犯罪の抑止効果が期待でき、入居者や家族の安心感に繋がります。
住宅の安全・安心を求める社会ニーズに応える「防犯優良アパートは」防犯性能強化による優位性から入居率アップが期待できます。
三重県防犯優良アパート認定制度は、県の定めた「犯罪のない安全で安心な三重のまちづくり条例」に基づく指針に準拠しながらより合理的に安全を確保できるアパートの普及を目指した認定制度です。
認定基準は
共用出入口、駐車場への防犯カメラの設置、夜間照度の確保、見通しの確保、優れた錠前、テレビ付きインターホン、防犯ガラスまたはガラス破壊検知アラームの設置など
玄関、浴室、寝室への屋外警報設備と連動する発信器の設置など
三重県防犯協会連合会に申請をおこない、住宅が基準を満たしているかの審査を受けていただきます。申請時、認定申請書のほか、必要な建築図面、防犯設備機器仕様書等および認定業務手数料の納付が必要です。
認定審査は、書類による設計段階審査と現地審査があり、建築士と防犯設備士が審査にあたり審査結果を三重県防犯協会連合会、三重県建築士会、三重県防犯設備協会の委員で構成する認定委員会が判定します。
認定業務手数料は、新築・既築物件とも8万7千円で認定プレート代を含みます。
※申請書類は 「関係帳票類のダウンロード」からご覧ください。
※認定の流れ、認定基準、認定制度運用規程などは 「関係帳票類のダウンロード」からご覧ください。